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さつまで生まれし言葉

「敬天愛人」(けいてんあいじん)

薩摩の維新の志士、西郷隆盛(さいごう たかもり)が
信条としていたとされる言葉です。

天を敬い、人を愛するという意味。
「敬天」は天をおそれ、うやまうことで、
「愛人」は人をいつくしみ愛すること。
隆盛の自己修養のための指針と、
彼の信仰的とも言える天命への自覚という考えが
含まれているといいます。

敬天愛人は、西郷隆盛の遺訓集である
「南洲翁遺訓」に収められています。
「天と人として踏むべき道」の中で、
次のように書かれています。

「道は天地自然の物にして、
人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とす。
天は我も同一に愛し給ふゆえ、
我を愛する心を以て人を愛する也」
(道というのは天地おのずからなるものであり、
人はこれにのっとって行うべきものであるから、
何よりもまず、天を敬うことを目的とすべきである。
天は他人も自分も平等に愛したもうから、
自分を愛する心をもって
人を愛することが肝要である」

薩摩藩の下級藩士の長男として生まれながらも、
敬天愛人の言葉を大事にし、
幕末の薩長同盟の成立や王政復古の立役者となった隆盛。
戊辰戦争で活躍し、江戸城の無血開城に成功。
明治政府では参議や陸軍大将になりました。


出典:西郷隆盛のホームページ、西郷南洲顕正館発行「南洲翁遺訓」

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さつま伝承をつくるにあたり

きっかけは偶然ですが、素晴らしい内容になる気配を感じましたので「薩摩の地で営む経営者に向けてメッセージ」「薩摩、鹿児島そしてこの郷土に伝えたいこと」を語り手の皆々様からメッセージとしていただくことにしました。
更新は不定期ですが、貴重なお時間を割いていただき語り手に語っていただいています。ご期待下さい。
聞き手である富士ゼロックス鹿児島株式会社嶋田光邦氏は2013年7月から懇意にさせていただき、経営者として未熟な私を、日夜叱咤激励して下さいます。
このさつま伝承プロジェクトを遂行するにあたり、かけがえのない偉大な先輩であり、親父であり、兄弟であり、親友であるといえる嶋田光邦様に深謝します。

2015.10.20
株式会社エージェントプラス
橋口 洋和